糖尿病とは?

糖尿病とは
食べたもの(血の中に栄養分として含まれている糖分)をエネルギーとして
うまく、またはまったく使うことができなくなる病気
です。
難しい言葉で言うと「糖代謝異常」になります。
動物(人間)は、生きていくためにごはんを食べ、
それをエネルギーとして使えるもの(おもにブドウ糖)に変え(消化)、
血管を使って体のすみずみ(細胞)まで届けます。
それぞれの細胞が血の中にある糖分をとりこむとき、
インスリン」というホルモン(*1)は鍵のような役割をします。
インスリンはすい臓の中のランゲルハンス島にあるβ(ベータ)細胞というところで作られています。
健康な人は、おなかがすいている時の血糖値(*2)がだいたい70~100mg/dlで、
非常に狭い範囲の正常値に保たれています。
インスリンは血糖を一定の割合に保つために、下げる方向に働きます。
(上げるホルモンには、アドレナリンやグルカゴンなどがあります。)
すい臓からインスリンが必要なだけ(またはまったく)出てこなかったり、
インスリンの働きが悪くなっていたりして体にとってインスリンが足りなくなると、
血の中の糖分(血糖)がどんどん多くなってしまいます。
これが糖尿病です。
血糖がある程度以上多くなると体が危険を感じておしっこに混ぜて出すようになります。
昔の人たちはこのおしっこから「糖尿病」と名付けました。
今と違って「血糖」を測る方法がありませんでしたから。
症状の重くない糖尿病患者の一時的に血糖が多い(血糖値が高い)状態はあまり問題ありませんが、
気がつかずにそのままほおっておいて何年~何十年かすると、
血管や神経がぼろぼろになってしまいます。
これが糖尿病の本当の怖さです。
特に細い血管や神経の集まっているところにものすごいダメージを与えます。
目や腎臓や足の先などです。
目が見えなくなったり、腎臓がこわれて人工透析をしないといけなくなったり、
足の先が壊疽(*3)を起こして切断しないといけなくなったりします。
(*1)ホルモン:動物の体内において、ある決まった器官で合成・分泌され、
体液(血液)を通して体内を循環し、別の決まった器官でその効果を発揮する生理活性物質のこと。
(*2)血糖値:血液内にブドウ糖がどれだけ含まれているかを表す数字(濃度)。
(*3)壊疽(えそ):動脈硬化を起こして血流の悪くなった足などに、感染が起こり、腐ってしまうこと。
場合によっては、壊疽を起こした部分を切断する必要もでてくる。
 
 

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